イヤイヤ・ヤダヤダ期の子育て

ちょうど2歳、3歳とイヤイヤ・ヤダヤダと自己主張まっただ中な時期があります。
2歳は悪魔の時代と言われ、お子さんの自己主張への対応に悩みどころ。
「コウダ」と自分の思ったことを通そうとするために起きる葛藤なので「だだこねの時期」とも言います。
自分で主張しながらも、どうしていいかわからず、混乱する時期。
自分の中で「これはこうなったら、こうなる」というような見通しよりも「こうあるべき」と決めつけ、それに相反するものは受け入れがたいのもあります。

この時期の子どもに対して、「聞き分けのない子」とか「わがままな子」という見方をせず、この時期ならではの発達上誰にでもある姿と受けとめます。
子どもなりの見通しをを持たせたり、「ジブンデ」とやりたいときには見守り、葛藤を通しながら、「コウダ」から「コレモアリ」を学んでいきます。

この時期、有効な関わり方は、子どもにできることは時間がかかってもやらせるが、さりげなく手助けする目で見守ること。
親が一方的に押しつけず、「お風呂に入ってから出る時には、どっちのパンツをはくか選んで来てね」と子どもに選択権を与え、自分で決めたようにしていくこと。などがあります。
大人に何かをさせられる。ではなく、自分が主体的に関わるように見えるような工夫を大人側が持つことで、子どもの衝突を緩和できます。

試行錯誤しながら、子育ては進みます。今日うまくいったことも、明日はダメなどということもあるでしょう。
この時期、子どもの言うなりになってしまうと、わがままな子どもになってしまうのではとの、不安もありますが、道路を飛び出す。など、命に関わることは、どんなにやりたいと主張しても、止めますが、それ以外のことに関しては、親がどうしても子どもの主張を一環して認められないということの他は、折り合う点が見つけられるのではと思います。
イヤイヤ・ヤダヤダの時期は、自己主張をし、相手を知りながら折り合っていくのを学ぶ時期です。色々なケースに遭遇し、理解を深めて行きます。
お子さんは、日々成長していきます。聞き分けられなかったことも、繰り返し伝えることで、わかっていきます。
すぐに完璧を求めず、お子さんへの対応については、最終的には関わる親が納得がいく方法でやることが一番だと思います。

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